海獣類トレーナー&水族館スタッフ @ 四国水族館
新しくできた水族館だから、固定観念にとらわれずに、
「新しいイルカの魅せ方」をしていきたい。
悩んだら相談して、自分自身と向き合って、後悔しないようにしてほしい。
四方を海に囲まれた四国ならではの水景や生き物たちを紹介する四国最大級の水族館である「四国水族館」。2020年に誕生した新しい水族館で、飼育展示部 海獣課長を務める岩崎さんは、マダライルカ、アシカ、カワウソ、ペンギンを担当するかたわら、後輩飼育員の指導にもあたっています。水族館の就職は、それほど簡単なものではないので、進路に迷うこともあると思います。そういう時は、いろいろな人と話をすることも大事です。いっぱい悩んで、相談して、自分自身と向き合って、納得して。後悔しないように決めて、あなたの人生を歩んでください。もし自分に自信が無いのであれば、アルバイトなどを通して克服するなど、努力することも大切です。この業界は、大変なことや苦労も多いですが、お客様が元気な動物たちを見て喜んでいる姿や笑顔を見ると本当にうれしい。だからこそ、やりがいがあると思っていて、この業界で20年頑張ってきましたと笑顔で答えてもらいました。
「この水族館にはあいつがいる!」プロ中のプロになりたい。
飼育例が少ない難しい種類のマダライルカを担当している酒井さん。飼育する中で、新たな発見や、イルカの成長を見られることがやりがいです。またお客様にトレーニングの成果を観て喜んでいただき、それが歓声として返ってくるところもうれしいです。学校で得たトレーニングの知識は、現場での「あっ!」という気づきや理解が深まることに繋がっていて、勉強をしておいて良かったと感じています。今後は、どんな仕事においても期待以上の成果を上げ、「この水族館にはあいつがいる!」と認知されるようなプロ中のプロになりたいですと話してくれた力強さがとても印象的でした。
人の心を動かす、心を潤すことができるようなイルカショーがやりたい。
進路に迷っている時に水族館でイルカショーを観て感動し、人の心を動かせたり、心を潤すことができるようなイルカショーをやりたいと思い、岩本さんはこの業界を目指しました。イルカの担当を始めて、動物から教わることばかりの毎日ですが「イルカに伝わった!」と分かる瞬間が確実に増えていることは嬉しいですね。経験を積んでいくことが必要なので、1回のトレーニングも無駄にせず、吸収できるものを増やしていきたいです。そして長く動物と関わり、一生の仕事にしていきたいです。
たくさんのお客様に喜んでいただくため、パフォーマンス前は入念な打ち合わせを行います。
最高のパフォーマンスやイルカの健康管理のためにもトレーニングは欠かせません。
プールの水中そうじもイルカの安全を守るための重要な仕事です。水中で作業する場合には、ダイビングと潜水士の資格が必要となっています。
イルカが健康で楽しく幸せに暮らしてもらえるように、イルカたちの「遊び」も工夫しています。
飼育例の少ないマダライルカのパフォーマンス。
新人トレーナーの指導の際には、イルカとトレーナーの動きを両方観察し、お互いの安全のために、より緊張感が高まります。
卒業生たち
- 岩崎 将人さん
- 海獣類スタッフ
- 酒井 貴久さん
- 海獣類スタッフ
- 岩本 澪奈さん
- 海獣類スタッフ
- 野路 晃秀さん
- 海獣類スタッフ
- 早嶋 奈々花さん
- 海獣類スタッフ
- 藤根 弘美さん
- 海獣類スタッフ
- 園田 みのりさん
- 海獣類スタッフ