畑 正憲 先生(名誉教育顧問)
1958年東京大学理学部卒。作家として「ムツゴロウ青春記」など、多くの作品を執筆。映画「子猫物語」の監督など、幅広い活躍を続ける。
「ムツゴロウ動物王国」をはじめ、長年動物と関わってこられた畑正憲氏が来校。犬や動物についてのこれまでの経験を動物行動学を交えながら行う特別講義は、説得力の深いもの。動物の仕事を目指す人に大切なことは、「すべての基本は愛情」「好奇心」「普通の動物好きで終わらない、プロを目指す」と学生に話していただきました。
中村 元 先生(名誉教育顧問)
水族館プロデューサー。鳥羽水族館をリニューアルし副館長を経て独立。サンシャイン水族館、北の大地の水族館、マリホ水族館、新江ノ島水族館、など国内外で10件以上のプロデュースを成功させた。著書も多数。
現代水族館で求められているのは展示力です。水族館プロデュースの実践を基に、客の意識を分析し、アイデアを形にする力をみがくことで、あなたの展示力「伝える力」を開花させます。
照屋 誠二 先生
国営沖縄記念公園(海洋博公園)沖縄美ら海水族館勤務ののち、オーストラリアのシーワールドへ。ドルフィントレーナーとして、イルカや自然のすばらしさを伝えている。
南半球最大級の水族館、オーストラリアのシーワールドの海獣トレーナー・照屋誠二氏をお迎えしての特別講義は、学生たちにとって興味深い内容となりました。海獣類のトレーニングは人を楽しませるだけでなく、海獣の健康維持や保護活動にも役立つという話は、学生たちの意欲をいっそう強いものにしたことでしょう。
クレイグ・A・マレイ 先生
特殊犬訓練士。クイーンズランド災害救助犬チームのチーフトレーナー。アシスタンス&サービスドッグ協会会長。「国際警察犬調教賞」など多数受賞。
警察犬・聴導犬などの特殊犬を育成する世界最高レベルのトレーナー、クレイグ氏が、在校生にレクチャー。大切なことは、信頼関係と犬の性格を理解し、その犬に合ったトレーニングをすること。ひとつのトレーニングでダメだったからとあきらめず、色々な方法に挑戦してみるのが大事なのだそうです。
日登 弘 先生
元名古屋みなと振興財団常務理事。元公益財団法人名古屋港水族館館長。学術博士。大型海棲哺乳類(鯨類、鰭脚類等)のトレーニング手法・飼育管理・繁殖生理・病理学的研究の推進。校内外の大学、水族館等と学術的交流を行い、講演、著書多数あり。
本校では主にイルカや大型海棲哺乳類(鯨類、鰭脚類等)を中心とした繁殖における授業を開講。その他にもオキアミ、魚類、ペンギンなど様々な動物についての授業も行っていただいております。世界の水族館についても精通され、国内外の飼育方法や展示についてお話も聞くことができます。現在の水族館の状況を広い視点から捉え、イルカなどの海獣類、海棲哺乳類が日本の水族館からいなくなることを防ぐためにはどのような活動が必要かを海洋生物の環境面も含めて説明いただきます。