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ネイチャーガイドになるには?有利な資格や給料、仕事内容まで一気に公開

ネイチャーガイドになるには?有利な資格や給料、仕事内容まで一気に公開

ネイチャーガイドとは、アウトドア体験をする参加者に自然の変化について詳しく説明しながら散策したり、遊び道具を使って自然を楽しむ方法を教えたりする仕事です。

「自然と関わる仕事がしたいから、ネイチャーガイドのことが知りたい」

「ネイチャーガイドになりたいけれど、どうすればなれるのか分からない」

ネイチャーガイドの仕事が気になるけれど、ネイチャーガイドになるには何から始めればいいのか分からない人もいるでしょう。

この記事では、年間250人以上の就職実績があるTCA東京ECO動物海洋専門学校が、ネイチャーガイドになる方法や資格、将来性など順番に説明していきます。
※2000年~2020年までに全専攻で6,000人以上の就職実績あり

一読すれば、ネイチャーガイドについて一通りの知識が得られ、将来を考える材料の一つになるでしょう。ぜひ、最後まで読んでみてください。

ネイチャーガイドとは?

ネイチャーガイドとは?

ネイチャーガイドとは、山や海、森などのアウトドアフィールドで参加者が楽しめるツアーを企画し、自然の魅力を伝えたり案内したりする仕事です。

ネイチャーガイドの仕事は、カヌーやダイビング、シュノーケリング、トレッキングなど、季節や場所によりツアー内容が異なります。
※トレッキング:「treck(移動、旅行)」を語源とする言葉で、山の散策や自然を楽しむことを目的とした山歩きのこと。

参加者が安心してツアーを楽しめるよう、ときには食事や山小屋の手配なども行います。

また、安全面に注意しながら補佐をしたり指導したりすることも大切です。

屋久島や知床、奄美大島など日本の世界遺産も案内するネイチャーガイドは、自然の魅力を伝えながら参加者に楽しんでもらえるようにするのが仕事です。

ネイチャーガイドと他のガイドの仕事は似てる?違いはあるの?

ネイチャーガイドと他のガイドの仕事は似てる?違いはあるの?

ネイチャーガイドはアウトドアフィールドでガイドをする仕事と似ていますが、最終目的が異なります。

たとえば、山をガイドする場合、山の散策がメインのトレッキングはネイチャーガイドの仕事ですが、登頂を目指す登山は山岳ガイドの仕事です。

また、山岳ガイドは山のみをガイドしますが、ネイチャーガイドは山以外の海や湖などもガイドします。どの職種も、参加者をガイドすることには変わりありません。

ですが、最終目的が専門的なことになってくるとネイチャーガイドでは代用できないこともあるため、専門知識を持ったガイドが適任です。

山や海、森や川など土地や季節に合わせて幅広いツアーを企画するネイチャーガイドは、似た知識を持つインタープリターやアウトドアガイド、エコツアーガイドと呼ばれることもあります。

ネイチャーガイドに資格は必要?有利な資格や公認ガイド制度も紹介

ネイチャーガイドに資格は必要?有利な資格や公認ガイド制度も紹介

ネイチャーガイドに、必ず必要な資格はありません。ですが、働く環境によっては有利になる資格や制度があります。

  • 持っていると有利な資格
  • 自治体が認定している公認ガイド制度

以下、順番に説明していきます。

持っていると有利な資格は山や海など勤務地で変わる

持っていると有利な資格は山や海など勤務地で変わる

持っていると有利な資格は、たとえば以下のものがあります。

  • 普通自動車免許
  • 英語検定やTOEIC

ほかには、ガイドする場所により山系や海系の資格も重宝します。

ネイチャーガイドを目指す場合は、普通自動車免許を取得しておきましょう。就職時に有利になることが多いです。会社によってはAT限定不可のところもあるため、免許を取得する際の参考にしてください。

また、秘境ツアーや世界遺産など、海外からの旅行者がツアーに参加することも多くなってきたことから、英語が話せるネイチャーガイドの需要も高まってきています。

ですが、英語が話せる人が限られているため、対応は日本語で行われていることも多いのが現状です。英語が話せると、自然の神秘や注意事項なども詳しく伝えられるので事故防止にもなります。

また、コミュニケーションが取れると参加者の満足度も高まり「もう一度、参加したい」と感じてもらえるようになるでしょう。あえて「英語が話せる人を指名したい」と考える人も増えるかもしれません。

必ず必要ではありませんが、将来的に考えても英語が話せると就職に有利になることが想像できます。海外の参加者にも対応できるよう英語検定やTOEICなど英語関係の資格を持っていたり、日常会話が話せたりするとよいでしょう。

季節ごとでガイドできるツアーが違うこともあるネイチャーガイドは、働きたい場所や季節により有利になる資格が異なります。

たとえば、日本に生息する動植物の知識を広く深く勉強して取得する生物分類技能検定は、化石ツアーや野生動物など珍しい動植物の観察にも役立つ資格です。海や川、湖で楽しめるカヌーやカヤックは資格がなくても扱えますが、自然を相手にするため安心安全を大切することも考えなければいけません。

日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)のインストラクターの資格を取得すると、カヌー指導員資格が取得できます。資格取得前は、安全にカヌーを扱う技術を持っているか見極めるパドリングテストの講習や検定が公認校で受けられます。

マリンスポーツのガイドをするときに役立つのは、小型船舶操縦士や潜水士、水上安全法などの資格です。

ネイチャーガイドを務める場所により、持っているとよい資格は異なります。 将来、山や海などガイドを務めたい場所に合わせて資格を取得していくとよいでしょう。

自治体が認定している公認ガイド制度がある

自治体が認定している公認ガイド制度がある

ネイチャーガイドのなかには、自治体が主体となってガイドを認定している地域もあります。自然のことを知ってもらうには、地域住民がネイチャーガイドをするのが最適です。

たとえば、平成28年4月からスタートした屋久島公認ガイド制度は、地域密着型の制度です。屋久島のことをより深く知ってもらうための自然や歴史などの知識や、フィールドに関連する資格を保有していることが認定基準の一つとして設けられています。

また、自然が変化しやすい屋久島で安全にガイドが務められるよう、救急法の取得や2年以上かつ3年間のうちに200日以上のガイド経験が必要など、細かい取り決めもあります。必須事項をすべてクリアすると、無事、公認ガイドとして登録。

参加者はガイド一覧のなかから好きなガイドを選んで予約ができるため、選ばれる機会が多いガイドは自然に収入もアップします。信頼性と確かな腕があれば選ばれる機会も増えるため、ガイド全体の質が向上していきやすくなるメリットもあるのが自治体公認ガイドです。

ほかにも、富士河口湖町公認ネイチャーガイドや上高地ネイチャーガイドなどもあります。 地域の活性化を目的としても行っている公認ガイド制度のある地域のなかから、将来移住したい場所を選んで資格を取得していくとよいでしょう。

ネイチャーガイドの勉強ができる学校

ネイチャーガイドの勉強ができる学校

ネイチャーガイドは、資格がなくてもできる仕事です。

ですが、ガイドする分野によっては資格を取得していると活動の幅が広がるものもあります。

ネイチャーガイドの勉強ができる学校は以下の2つ。

  1. 専門学校
  2. 大学

順番に確認していきましょう。

専門学校

専門学校にもよりますが、ネイチャーガイドの勉強ができる専攻は何種類かあります。

自分の進みたい分野が山系なのか海系なのかにより、該当する専攻を選びましょう。専攻により、授業内容だけでなく取得できる資格や卒業までの年数が異なります。

たとえば、山系と海系の2年制専攻の場合、1年間の学費はどの専攻も110万円~155万円ほどで、卒業までの学費は多くて320万円ほどです。

4年制専攻の山系の場合は、卒業までの学費は多くて640万円ほどかかります。

専攻により取得できる資格や授業も変わります。また、学校内外の実習内容も変わるため、入学時によく考えてから選ぶとよいでしょう。

TCA東京ECO動物海洋専門学校ではWメジャーカリキュラムがあり、専攻以外の履修科目も追加料金なしで勉強できます。将来、進む分野を決めかねている場合は、Wメジャーカリキュラムで足りない分野を補いつつ勉強を進めていくのも一つの方法です。

大学

大学に通う場合は、環境社会学科や現代社会学科、生物学科など自然や生物に関わる学科を選びましょう。

1年間の学費は、100万円~160万円ほど。卒業までの4年間にかかる学費は多くて550万円ほどです。4年間の学費を比べると、専門学校より大学の方が費用が若干抑えられます。

将来進みたい方向性が定まっていない場合は、幅広く知識を勉強できる大学を選ぶのも選択肢の一つです。

ですが、大学は校外実習や実践授業がさほど取り入れられていません。

就職後に即戦力を目指すならば専門学校を、知識を優先したい場合は大学でじっくり勉強していくのがよいでしょう。

大学と専門学校でお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。

関連記事:大学と専門学校どっちがいいの?

ネイチャーガイドの仕事内容は?オフシーズンがある場合の過ごし方

ネイチャーガイドの仕事内容は?オフシーズンがある場合の過ごし方

山や海、森や川など、自然を身近に感じて楽しむための企画を考えたり現地を案内したりするネイチャーガイドは、地域によりオフシーズンがあります。

たとえば、閉山期間がある山をメインにガイドしている場合は、冬の1~2ヶ月間はガイドの仕事がありません。オフシーズンは、一時的にほかの仕事を手伝ったり自分の趣味に没頭したりするなど、人それぞれです。

就職先によっては、併設したホテルや旅館などの従業員として働く契約になっていることもあります。

就職先によりオフシーズンの過ごし方は異なるため、オフシーズンがあるガイドを目指す場合は過ごし方も見据えて就職先を探すとよいでしょう。

逆に、年間を通して仕事がある地域でガイドをしたい人もいるのではないでしょうか。オフシーズンが不要な場合は、屋久島や知床など年間を通して仕事が確保できる地域のガイドを目指すとよいでしょう。

ネイチャーガイドのやりがい

ネイチャーガイドのやりがいは、なんといってもツアーに参加された人と一緒に感動を共有できることです。

例えば、人生の節目を祝うために参加された人と一緒に過ごせたり、結婚記念日や新婚旅行、プロポーズなどの一生の思い出に立ち会えたりすることもあります。

ネイチャーガイドをしていると、自分だけでは味わえない日常を、参加者を通して一緒に体験できます。思い出をよいものにできるかは、ネイチャーガイドの腕次第。

参加後に「一生の思い出になった」「また参加したい」など、手紙やメールなどでお礼を言われたとき、よりいっそうやりがいを感じることができるでしょう。

ネイチャーガイドに向いている人の特徴

ネイチャーガイドに向いている人の特徴は以下です 。

  • 自然が好きな人
  • 参加者に合わせた企画が作れる人
  • 緊急時に的確な判断ができる人
  • 人と接するのが好きな人
  • 身体を動かすのが好きな人

自然だけでなく人とも深く関わるネイチャーガイドは、知識や話術だけでなく最後まで安全にガイドできる力が必要です。

ネイチャーガイドに向いている人は、参加者が自然を楽しんだりリフレッシュしたりできるよう、そっと手を差し伸べられる人がよいでしょう。

ネイチャーガイドの就職先は?副業や起業もあり?

ネイチャーガイドの就職先は?副業や起業もあり?

ネイチャーガイドは、全国各地にある自然を管理する行政機関や自然保護に関係する団体、ガイド協会、旅行会社のツアーガイド専門の企業などに就職できます。

アルバイトの求人募集もあるネイチャーガイドは、本業の合間に副業として活動することも可能です。

起業については営業力が必要なため、ネイチャーガイド1本で生計を立てていくのは厳しい面もあります。

また、ネイチャーガイドは病気になったり怪我をしたりした場合、長期間仕事ができないこともあります。

しかるべき企業に就職して社会保険に加入している場合は給付金が得られますが、国民保険の場合は給料の何割かを保障する傷病手当金の給付は受けられません。

収入源が途絶えることも視野にいれつつ、まずは就職して知識を増やし、地盤を固めてから起業に踏み切るか考えるとよいでしょう。

ネイチャーガイドの平均年収は?収入は安定してる?

ネイチャーガイドの平均的な月給は、17万円~21万円ほど。年収はボーナスを別にして246万円ほどになります。

サービス業の平均年収と比べると決して多いとは言えない金額ですが、ネイチャーガイドは収入以上にやりがいを感じられる魅力ある職業です。

働く地域によってはオフシーズンがあるため、ネイチャーガイドの仕事がない期間は別の仕事をする人もいます。

ですが、都会より自然がある地域に移住して生活することが多いネイチャーガイドは、収入が少ないといっても地域の物価を考えると生活が苦しいわけではありません。

なかには、オフシーズンは海外に行って普段できないことを満喫している人もいます。

ネイチャーガイドは収入面だけ見れば決して多いとは言えませんが、自分のやりたいことを仕事にして毎日を楽しみながら生活できる魅力的な職業です。

ネイチャーガイドの将来性は?

訪日外国人両行者数・出国日本人数の推移

参考:観光庁

ネイチャーガイドの将来性は、あると言えるでしょう。なぜなら、海外からの旅行者が増えているからです。

念別 訪日目的別訪日外客数の推移(韓国・すべて)

参考:日本政府観光局(JNTO)

来日した旅行者の訪問目的を確認すると、年々、観光目的の人が多くなっています。しかし、言葉が通じず、せっかくの観光が充分楽しめなかったといった声もあります。

今後も増え続けていくと予想される外国人観光客にツアーを楽しんでもらうため、英語が話せるガイドを求人募集している企業もあります。

ネイチャーガイドは、収入面では飛び抜けていいとは言えません。ガイドする地域によっては、オフシーズンがあり収入が安定しないこともあります。

ですが、遊びや観光などでガイドを必要とする人は日本内外で増え続けていくことが予想されます。

世界遺産や自然を満喫できるツアーを企画・提供できるネイチャーガイドの需要は今後も高まっていく傾向が見られるため、将来性は充分あると言えるでしょう。

まとめ:ネイチャーガイドは自然を満喫できる手伝いができる仕事

ネイチャーガイドは自然と関わるだけでなく、人と密に接する仕事です。人と接する仕事をするのに、コミュニケーションはとても大切なスキルです。

コミュニケーションが取れなければ、参加者を楽しませたりもう一度体験したいと感じてもらえたりすることは難しくなります。

人と接するのは好きだけれど、人に楽しんでもらえるコミニケーションが取れるか心配という人や、資格を取得するためにはどの学校を選ぶといいか悩む人もいるでしょう。

TCA東京ECO動物海洋専門学校では、すべての専攻でJESC 認定コミュニケーションスキルアップ検定の資格が取得できます。多くのお客様と接する機会が設けられている校外実習の一つである企業プロジェクトのイベント企画では、実践的なコミュニケーションも学べます。

博物館・恐竜自然史専攻」では、地図の読み方や山の歩き方を学べるネイチャーガイド実習があり、知識や技術が磨けるのが特徴です。

また、カヌーの講習や検定が受けられる公認校に指定されている本校の「ECO自然環境クリエーター専攻」では、カヌーを正しく扱えるかを知るパドリングテストも受けられます。

水族館・アクアリスト専攻」では、ダイビングやシュノーケリングに必要な、オープンウォーターダイバーのライセンスや潜水士の資格も取得できます。

どの専攻も、ネイチャーガイドを目指す人にとって持っているとよい資格が取得できるため、あなたの進みたい系統の資格が取得できる専攻を選ぶとよいでしょう。

TCA東京ECO動物海洋専門学校では、1冊ですべての専攻の詳しい内容が載っている無料パンフレットが公式サイトから請求できます。

また、入学前に各分野の専門授業が受けられるMyスクール登録もありますので、気になる分野の授業内容を入学前に体験することもできます。 「ネイチャーガイドに興味がある」「ネイチャーガイドになりたい」と感じた人は、ぜひTCA東京ECO動物海洋専門学校の無料の資料を請求してみてください。

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