「川と森と海の繋がり」を伝え、地元の魅力に触れる水族館づくりをしたい
生き物に関わる仕事に就くならまずフィールドに出ること!
学生時代に名古屋城のお堀にいる外来種のアカミミガメの調査やたくさんのフィールド実習に参加しました。そこで学んだことが、生き物が自然界でどうやって生きているのか、何を基礎としているのかを考えるきっかけとなりました。現在はサケの仲間が海から戻ってくる秋の時期に、毎朝、川へ行って産卵の様子を見ています。そして春になると卵から生まれた稚魚が群れになって海へ下っていく様子が見られます。そういった壮大なストーリーを感じてもらえるような展示をするには、フィールドを知ることが大切です。
お客さまの知的好奇心を満たす仕掛けを積極的につくりたい!
飼育業務をはじめ、水族館のガイドやSNSでの発信など仕事は多岐にわたります。館長になってからは、お客様とのコミュニケーションを増やしていく方法を考えています。これまで以上にスタッフが前に出て話す機会を増やしたり、「館長が出てくるボタン」を設置したり。お客さまの知的好奇心を満たそうという活動を積極的に行っています。これからの目標は、水族館を通じて生き物や水族館を好きになってもらうこと。そして何よりも、川の中の景色やその良さを知らない北海道民の方にも「川の中はおもしろい」と思ってもらい、「川と森と海の繋がり」を楽しく理解してもらえるような水族館づくりをしていきたいと思っています。
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