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2023.04.01

動物看護師 @ 日本小動物医療センター


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症状が重かった動物が元気になり、飼い主様が泣きながら喜んでいる。そんな姿を見るとやりがいを感じます。

動物たちのことを一番に考えて動ける動物看護師であり続けたい!

日本小動物医療センターは、動物病院から依頼を受けて、専門診療や手術を行う二次診療施設です。前野さんは、こちらへ就職して、1~3年目は、入院管理から基礎、4年目からは、診療科を選べるのでそこで外科専任を選択しました。現在8年目で、外科専任看護師として働きながら、看護部副師長として当センターの動物看護師60名を束ねて、動物看護師のメンタル的な部分まで相談に乗ったりと活躍されています。幼い頃から動物が大好きでハムスターや文鳥などを飼い始め、そこで動物病院にお世話になることもあり、動物看護師の仕事を間近で見て、「かっこいい」と思ったのがきっかけで、この仕事を目指しました。この施設は二次診療施設なので、症状が重い動物たちが来院します。そういう動物たちが元気になり、飼い主様が泣きながら喜んでいる姿を見ると、大変やりがいを感じます。飼い主様も辛いけど、一番苦しく、辛い思いをしているのは動物たちです。だから動物のことを一番に考えて動ける動物看護師であり続けたいと思っていますと話してくれました。また術後とか、断脚や椎間板ヘルニアなどを患っているワンちゃんもいるので、リハビリも行っています。学校では、トレーニングやグルーミング以外にも理学療法についても学んでいたので、すべての経験が今役立っています。最後に「動物が好き」を仕事にできることは、素晴らしいこと。その思いを大切にして、動物たちとたくさんふれあってください。良い動物看護師は動物の異変に早く気付ける人なので、動物を「観る目」を養ってほしいですとこの業界を目指す方へメッセージもくれました。  
外科専任看護師として、手術の準備から獣医師の手術補助まで行います。二次診療施設なので、症状の重い場合もあります。
獣医師の診察の際、ワンちゃんの保定(治療する際などに動かないようにおさえておくこと)を行うので、しつけの知識と技術も必要です。
通常外部に委託している病理検査などもセンター内の検査科で行うことができ、症状に合わせて迅速な対応をとることができます。
二次診療施設なので、かかりつけのホームドクターからのご紹介がないと基本的には診察できません。外来受付業務はありませんが、入院のお見舞いに来られた飼い主様の対応は行っています。
人の理学療法士の資格を持つスタッフと一緒に術後のワンちゃんたちのリハビリも行っています。
  • 前野さん 動物看護師
  • 中村さん 検査科